【被災地からのコラム】宮城県石巻市の門脇小が124年の歴史に幕。朝日新聞仙台総局・長嶋晶子

津波に襲われた門脇小学校が3月末、閉校しました。学校は地域の核です。地域の人たちが心配するのは、コミュニティーの存続でした。

 宮城県石巻市の門脇(かどのわき)小学校をご存じですか。

創立は1873(明治6)年。市内で最も古い学校として歴史を重ね、「門小(かどしょう)」の呼び名で親しまれてきました。作家辺見庸さんの母校でもあります。

 その門脇小が3月末、閉校しました。
 2011年3月11日、津波と大規模な火災が門脇小を襲いました。海岸からわずか800メートル。学校までびっしりと住宅が立ち並んでいた街は、あの日を境に姿を一変させ、いまは更地が広がっています。
 震災後、門脇小は近くの高台にある中学校の校舎に間借りして、授業を再開。仮設住宅や親戚宅から、子どもたちは通学するようになりました。
ですが、学区の75%が被災した影響は大きいものでした。住民の多くは元の居住地に戻る見通しが立たず、震災から時間が経つにつれ、新居を構え引っ越していく家庭も出てきました。児童数が少しずつ減り、昨春の新入生は3人だけ。将来の人口増加が望めないこともあり、142年の歴史に幕を下ろすことが決まりました。

門脇小閉校式.jpeg

 宮城県内の被災地では今、こうした閉校が相次いでいます。もともと少子高齢化が進んでいたという地域事情に、震災が拍車をかけました。学校そのものが直接被害を受けて再建できないケースや、学区の被災が激しく住民がもう帰れないケースもあります。沿岸部だけでみると、今春までの4年間で約25校が姿を消しました。
 その半分ほどの学校を取材しました。寂しさと同時に、地域の人たちが心配していたのはコミュニティーの存続でした。
学校は地域の核。お祭りなど伝統芸能や文化を子どもたちに継承する場であり、地区運動会など世代の異なる住民同士をつなぐ場でもあります。津波が襲った沿岸部は、とりわけ地域の結びつきが強かったのです。
学校がなくなることで、若い世代がますます地元に帰らなくなり、集落が消滅してしまうのではないか――。そう心配する声を多く聞きます。

門脇小旧校舎.jpeg

 火災に見舞われた門脇小の旧校舎は今、灰色のシートに覆われています。震災遺構として保存するかどうかの議論のさなか、生々しい傷痕を見るのがつらい子どもたちや住民らに配慮したためです。 
 3月24日、旧校舎前に石碑が建てられました。幅2・3メートル、高さ1・8メートル。「ここに門脇小があった証しとして、ずっと残ってほしい」。あいさつに立った女子児童は願いを込めました。記念碑には、子どもの声がこだましていた震災前の校舎の姿が彫られています。
ともに刻まれた校歌は、こう結んでいます。手をとって手をとって、進もうよ――。
それは、復興に向けた合言葉のようにも思えました。
 朝日新聞仙台総局 長嶋晶子

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