【被災地からのコラム】岩手県釜石市の釜石小学校が迎えた19人の新入生。朝日新聞釜石支局・山浦正敬

釜石小で震災3年前から続ける手作り防災マップづくり、そして下校時の避難訓練……。全員の命を守った訓練は、新入生たちも取り組みます。


 岩手県釜石市の釜石小学校が4月8日、19人の新入生を迎えました。新1年生の胸に新しい名札をつけるのは6年生です。震災の年に入学した児童はもう5年生になりました。

 学校のまわりでも桜が咲き始めました。震災時に避難所になった体育館での入学式で、在校生は地域の伝統芸能「虎舞(とらまい)」を披露しました。そして、紺野仁司校長は「みなさんが小さい時に起きた地震」のエピソードを紹介しました。

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 作家井上ひさしさんが作詞した校歌の話です。「いきいき生きる…困ったときは 目をあげて 星を目あてに まっすぐ生きる」。避難所で毎朝のように流され、被災者に勇気を与えました。この日は、歓迎の意味を込めて6年生が歌いました。
 高台にある校舎入り口には、大きな地図が掲げられています。手作りの防災マップです。児童たちが通学路の危ない場所や避難先を調べて書き込みました。震災の3年前から続けています。親や教師とは一緒にいない下校時、防災行政無線でサイレンを流してもらい、児童が自分の判断で避難する訓練も繰り返してきました。
 そんな備えから、校区の大半が津波に襲われながらも、児童は全員無事でした。下校して港に魚釣りに行っていた子たちもいましたが、自分たちの判断で近くの高台に避難しました。
 あれから4年余り。震災時にいた常勤教諭は1人しか残っていません。2年後には震災後に生まれた子が入学します。努力しないと、被災地の学校でも風化が進む恐れがあります。
 被災地ではよく「奇跡」が起きます。松原で1本だけ残った「奇跡の一本松」、犠牲者が1人だけだった「奇跡の集落」…。子供たちの避難を称賛する表現もあります。しかし、ほとんどは教訓や訓練の成果です。それを偶然起きた「不思議な出来事」で片付けたら大事な教訓が伝わらない。そう心配する人も少なくありません。
 学校は今年も防災マップを更新するそうです。入学した19人も保護者と一緒に調査します。下校時の避難訓練にも参加します。
 1年生を迎えた体育館は、昨年度だけでも3回、津波警報などを受けて避難所となりました。歴史ではなく、現役の防災拠点です。校歌は今も復興を目指す被災者の心に響いています。
 「災害はいつ起きるかわからない。一緒に防災を学ぼう」。取材していても、そんな思いがじわりと伝わってくるような学校の式典でした。
朝日新聞釜石支局 山浦正敬

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