【被災地からのコラム】校歌の山が消える 岩手県陸前高田市立気仙中学校長・鈴木利典

愛宕の山の裾近く、鳴瀬の流れ太平洋
浦松原を庭として、建ちたる気仙中学校

これは、陸前高田市立気仙中学校の校歌です。歌詞のとおり、津波で全壊した校舎は愛宕山の裾にありました。津波の難から逃れた児童生徒、気仙町の人達の命を救った山でもあります。

その愛宕山が、市街地の嵩(かさ)上げのために削られ、標高123メートルの頂上は既になく、標高40メートル程度の高台に変わり、学校や住宅が建てられていくと聞きました。鳴瀬川は気仙川の古称。浦松原は、高田松原のことで、幼い頃から生徒が庭代わりに遊んでいた松原は、一本の松を残してすべて流されてしまいました。

生まれ育った町が目の前で壊滅した生徒たち、今度は、復興工事で校歌の山まで消えようとしています。稀有な、筆舌に尽くしがたい体験です。

しかし、生徒たちは「形あるものはすべて失ったけれど、自分たちの心の中にある形のない文化を引き継いで繋いでいこう」という「気仙中生徒会復興宣言」を行い、自ら、海から離れた仮校舎での生活を充実させ、豊かなものに変えています。

チャリティー年賀状コンテストに応募した生徒は「山が消えるのはさびしいけれど、早く新しい家が立ってほしいと語り、この4月には、1、2年生が全員で掘削の進む愛宕山の頂上にのぼり、変貌する故郷(市街地)を直視しました。地元高田高校に進学した生徒は「前途に広がる未来を信じ頑張りたい」と新入生代表の宣誓を行いました。

震災から5度目の春を迎え、被災地にも桜の季節が訪れました。町は大きく変貌し始めましたが、この前向きで未来志向の子どもたちが、来年も、再来年も、春に桜を愛でられるように応援していきたいと思っています。

岩手県陸前高田市立気仙中学校のサイト

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