【被災地からのコラム】ふたば未来学園高校、開校から半年 朝日新聞いわき支局・岡本進

福島県広野町に今年4月に開校した県立ふたば未来学園高校の入学式の様子を、このコラムで4月に紹介しました。東京電力福島第一原発の事故で避難した子どもたちのために設立された学校です。開校から半年がたちました。まだ1年間の折り返しでしかありませんが、生徒たちは確実に成長しています。


まずは、野球部の話から。7月にあった「夏の甲子園」の福島大会で1-12とコールド負けを喫したチームは、翌月の8月に練習試合ですが、見事に9-7で初勝利を挙げました。

部員は全員1年生。しかも、高校に入って初めて野球部に属した生徒も少なくありません。双葉郡の各町村が避難先などに設けている中学は生徒数が少ないため、部活はバドミントンや卓球など個人でできる種目に限られます。野球部がある学校はありません。ある部員は「避難生活のごたごたから離れ、好きな野球を楽しみたい」と話してくれました。

入部当時はキャッチボールすら十分にできなかった部員たちが、グラウンドで伸び伸びとプレーする姿に驚かされます。めざすは、公式戦初勝利です。

寮も、1年生だけで奮闘しています。152人いる全生徒のうち、ほぼ半数が2人部屋の寮生活をしています。寮長の山田拓甫(たくと)さんは「何もかも手探り。集団生活のルールを教えてくれる先輩がいないので大変」と言います。

最初に取り組んだのは「夜の点呼」。午後9時に舎監が30以上ある部屋をすべて順に回っていました。でも、終わるまで40分間もかかり、その間、寮生たちは友だちの部屋にも行けず、自分の部屋で点呼を待っていなければなりませんでした。そこで、全寮生が食堂に集まり、各リーダーが点呼して舎監に報告するやり方に切り替えたのです。時間は10分間で済むようになりました。試行錯誤しながらの「ルール」作りが続いています。

もうひとつ紹介しましょう。「社会起業部」という、ちょっと風変わりな部活があります。そこに属している山田瑞樹さんには、大きな目標があります。それは、校内でのカフェの設置です。

学校のある広野町には、喫茶店が1軒もありません。原発事故で町民は避難しましたが、戻ったのは半数にも満たず、飲食店もほとんどが再開していません。「町内に喫茶店がないなら自分たちで作ればいい」と思い立ちました。放課後と休日に店を開き、部員が店員を務める。そんな構想です。

1人1人の生徒たちが、学校の歴史を自分たちで築いている。そんな熱気を、ふたば未来学園高校から感じます。

▽写真説明
ユニホームもなくジャージ姿で練習を始めたころのふたば未来学園高校野球部員たち=今年4月、福島県広野町

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