【被災地からのコラム】「閉校した母校、活用したい」。17歳の卒業生が見学と対話企画  朝日新聞いわき支局・根岸拓朗

福島県いわき市西部の中山間地域にあり、今年3月に閉校した旧いわき市立三阪小・中学校で11月7日、校舎の今後の活用方法を考える催しが開かれました。企画したのは「過疎化が進む地元を盛り上げたい」と考えた17歳の卒業生。約30人が参加し、様々なアイデアが上がりました。


紅葉した山々に囲まれ、周辺に広がる田畑。「田舎をどっぷり味わって1日を過ごしてください」。旧三阪小・中学校の屋上でそう呼びかけたのは福島工業高等専門学校2年の永山優香さん(17)。教室、音楽室、図書室、体育館――。思い出の詰まった校舎を参加者に案内します。黒板には「ありがとう三阪」などの書き込みも。小中学校が同じ校舎を使っていたため、廊下には「ここまで中学校」といった看板も残されています。

在学中の永山さんのクラスは12人だけで、運動会は小中学校合同でした。じかに季節の移り変わりを感じられる環境が楽しかったそうです。しかし、地域の子どもの減少は止まらず、学校は今年3月、同じ三和地区内の別の小中学校と統合されました。


写真説明:旧三阪小・中学校の校舎

地区の人口は、いわき市が誕生した1966年には約6900人でしたが、現在は約3千人。65歳以上が占める割合も4割で、市内全体に比べて高くなっています。

「校舎を使って地域に人を呼びたい」。永山さんは8月、いわき市内のNPO法人が地域活性化策を募るイベント「ハマコン」で思いを発表しました。この場にいた様々な大人たちが企画の段取りや会計などを手助けし、今回の企画が実現しました。

校舎を巡った後は近くの公民館で、永山さんの祖母の篤子さん(72)がつくった芋煮を味わいました。その後、校舎の使い方を考える対話の場を開きました。「大人の本気の文化祭」「階ごとに保育所や老人ホーム、障害者施設を」「漬物教室」「屋上をビアガーデンに」。ユニークな提案が次々に上がりました。

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写真説明:校舎をどう活用できるかを話し合い、案を発表する人たち

企画を手伝った会社員の佐藤有佳里さん(29)は「静かで癒やされます。一度来れば使いたくなる人は増えると思う」。永山さんは「みんな生き生きと話をしていて、この地区に関わるのは自分だけじゃないとわかりました」と笑顔でした。今後、地区内の区長さんたちとも校舎活用策を話しあっていきたいそうです。

過疎化と少子高齢化は全国各地で共通する課題です。地元のために一歩踏み出そうとする若者の思いを、周りの大人たちが一肌脱いでサポートする。行政や企業に頼らない地域づくりの大事なヒントを見せてもらったと思います。


ヘッダー写真説明:校舎内を案内する永山優香さん(左)

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