【被災地からのコラム】校舎に掲げられた希望の言葉 朝日新聞大船渡駐在・杉村和将

岩手県陸前高田市の気仙中学校は、東日本大震災で校舎が全壊しました。校舎は震災遺構として保存される予定ですが、昨年12月、この建物に変化がありました。津波の爪痕が残る校舎に、生徒たちのメッセージが掲げられたのです。それは、さまざまな課題を抱える被災地の街で、将来への希望を感じさせるものとなっています。

《ぼくらは生きる ここで このふるさとで》
《絆 未来へつなごう 夢と希望》
被災した校舎にかかる、垂れ幕と横断幕に記された言葉です。

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写真説明:校舎に掲げられたメッセージ

昨年の夏、生徒会が全校生徒にスローガンを呼びかけたところ、130点を超える言葉が集まりました。その中から生徒会が数点に絞り込み、一つの言葉に作り上げたものです。

気仙中の全校生徒は69人。今は10㌔以上も内陸にある閉校した中学校の旧校舎で、学校生活を送っています。

現在は使っていない、そしてこれからも使うことのない被災校舎に、なぜメッセージを掲げることになったのでしょうか。

校長の鈴木利典先生にお聞きしたところ、気仙中の生徒は今、67人がスクールバス通学で、半数以上が市内の仮設住宅に住んでいるといいます。そのバスで通う生徒たちの多くが、毎日のように被災した校舎の前を通過していきますが、鈴木先生は「毎日見るものなら、少しでも明るい、未来志向を感じさせる建物にできないのだろうか」と、スローガンを掲げることを生徒会側に提案したそうです。

生徒会は賛同し、地元のライオンズクラブもスポンサーとなり、幕や設置の経費を出してくれました。

応募で集まったスローガンを見ると、採用されなかったものの中にも印象深い言葉が並んでいます。
《守りたい 我らの故郷 いつまでも》
《我ラ ココニ在リ》
《私たちの第一章はここにあります》

次の世代を担う生徒たちの気概が伝わってきます。

掲げられたスローガンの元になる言葉を提案した生徒らに話を聞いてみました。

3年生の佐々木なつさん(15)は「自分たちがここで生きていくんだということを伝えたかった」と言います。

2年生の宮城隆宣(たかなり)君(13)は「地元の人だけでなく、遠くから来た人にも夢や希望を感じてほしい」と話してくれました。

生徒会長としてこの活動に取り組んだ3年生の佐々木莉己(りき)君(15)は「全校生徒アンケートでみんなが真剣に書いてくれて、一人一人の思いが伝わってきました。自分たちが考えたことが形になりうれしい」と充実した顔を見せてくれました。

陸前高田の街は、4年10カ月前の震災でなくなりました。何百年も前から時間をかけて発展してきた街ですから、また街をつくりなおすには長い時間がかかります。人口も減っていく中で、街の将来を心配する声も多くあります。

だからこそ、この街の将来を担っていく生徒たちの「ここで生きていくんだ」という言葉が発する力はとても大きい。

未来はこれからです。どんな街ができていくのか、楽しみです。大人になった生徒たちにも、また会ってみたいと思わずにはいられませんでした。

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写真説明:被災校舎の近くには国道が通る

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