【被災地からのコラム】岩手・大船渡のサンマ、「全国初」と「世界一」 朝日新聞大船渡駐在・渡辺洋介

本州一の水揚げ量を誇る岩手・大船渡のサンマ。今年、サンマをめぐる全国初と世界一が生まれました。

9月下旬に東京都港区であった「三陸・大船渡 東京タワーさんままつり」。「三陸」、「サンマ」、東京タワー開業の「昭和33年」と、高さ「333㍍」の「さん」つながりにちなみ、3333匹のサンマが無料で振る舞われました。朝から行列ができ、約1万人が参加しました。

「三陸・大船渡_東京タワーさんままつり」で、無料で振る舞われた焼きサンマ=9月、東京都港区、渡辺洋介撮影.jpg
写真説明:「三陸・大船渡 東京タワーさんままつり」で、無料で振る舞われた焼きサンマ=9月、東京都港区、渡辺洋介撮影

この場で活躍したのが、全国から駆けつけた「大船渡さんま焼き師」たちです。おいしいサンマの見分け方、下ごしらえの仕方、おいしい焼き方などについて研修と試験を通った人たちを市が認定するもので、「全国初」をうたっています。今年7月に初めて試験が行われ、全国の84人が市から認定されました。

タオルを頭に巻き、煙を防ぐゴーグルを着けながら、サンマを焼いていたのは東京都の会社員藤井勇成さん(34)。震災後、民間から大船渡市役所に派遣されて復興事業に関わったことが縁となり、焼き師になりました。「大船渡をずっと見ているというメッセージにもなってくれれば」と話しました。震災復興のボランティアとして東北と関わってきた東京都の歯科医師今野香織さん(41)も「大船渡の新鮮なサンマを食べてもらえるのがうれしい。焼く方もバーベキュー気分で楽しめました」と話しました。

10月には、大船渡魚市場で、ギネス世界記録「最も長い食用魚の列」に挑戦しました。集まった市民ら361人が、サンマを隙間なく並べ、三重県鳥羽市のタイ1千匹の更新を目指すというものです。参加者は強風にあおられたり、カモメに食べられたりして、サンマの列が途切れないよう心配しながら、並べました。

世界記録を目指してサンマを並べる参加者たち=岩手県大船渡市、渡辺洋介撮影.jpg
写真説明:世界記録を目指してサンマを並べる参加者たち=岩手県大船渡市、渡辺洋介撮影

結果は、サンマの数が1260匹、長さは357㍍となり、世界新記録が誕生しました。ベトナムから来ている大船渡市の会社員チャン・ビク・ホンさん(20)は「ベトナムでもサンマを食べます。世界一になれて本当にうれしかった」と話しました。

サンマをめぐる全国初と世界一。ふたつの取り組みの原動力は、経済同友会の支援事業で市に出向している民間出身者の「外の力」と、地元を愛する大船渡市民の「内の力」がつながったことが大きかったようです。両方に関わった大船渡市の運転代行会社員渡部豊美さん(46)は「外から来てくれた人が、自分たちにとって当たり前だったサンマも、資源なんだって気づかせてくれました」と話します。

ただ、経済同友会の事業は今年度で終わります。震災から5年半。渡部さんが繰り返し言いました。「支えられるだけではなく、自分たちの足で立っていきたい」。

ヘッダー写真説明:「三陸・大船渡 東京タワーさんままつり」で、サンマを焼く人たち=9月、東京都港区、渡辺洋介撮影

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