【被災地からのコラム】陸前高田市、修学旅行生を「民泊」で受け入れ 高校生ら一般家庭で交流 朝日新聞盛岡総局・高橋万見子

東日本大震災のときの津波で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市は今、修学旅行生を対象にした「民泊」に力を入れています。10月には、神奈川県横浜市から、一度に受け入れる人数としては最大規模となる316人の高校生がグループに分かれて一般家庭のうち約100軒に泊まりました。

10月25日から1泊2日で陸前高田市にやってきたのは、神奈川県立光陵高校の2年生たち。陸路で北海道に向かう前に、被災地に立ち寄りました。1年以上前、先生たちで修学旅行先を検討していたところに被災地での民泊の話が舞い込みました。

「旅行代理店を通じて、『将来、社会の先頭に立つ人たちにこそ訪ねてもらいたい』とお話がありました。まさに『心やさしき社会のリーダー』がモットーの本校にとって願ってもない学びの機会になる、と満場一致で決まりました」と、引率の笠原美保子先生。

ただ訪ねるだけでは、と、1年時から陸前高田市の市会議員や現地でボランティアをやっている人らを招いて何度かにわたって体験談を聞いたり、グループに分かれて、復旧と復興の違いや真の復興に必要なものは何か、といったテーマでの議論をしたり。旅行の直前には、「多額の費用がかかっても海岸線に残った一本松を保存すべきかどうか」「津波対策として山を切り崩してまで盛り土・かさ上げする公共工事の是非」について、討論会も実施。事前学習にも力を入れたそうです。

陸前高田市側で民泊事業を担うのは、一般社団法人「マルゴト陸前高田」です。市から委託を受けて準備を始め、2016年度から修学旅行の受け入れを本格化させました。震災から5年8カ月がたち、被災地への関心も薄まっているとされるなか、実際に地震と津波を経験した人たちとの交流を通じて、人と人とのつながりを守っていこうという「交流人口」を増やすのが目的です。当初は30軒ほどでしたが、今では160軒近くが登録。今年度は光陵を含め5校計766人を受け入れ、来年度は確定しているだけで10校約2200人の修学旅行生が現地を訪れる予定です。

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写真説明:すっかり仲良くなったホストファミリーと記念写真
 
包丁を研いで魚をさばいたり、りんごをもいだり、地元の木材を使った「気仙箸」をつくったり、小学生の子供と遊んだり。それぞれのご家庭で心のこもったおもてなしに、高校生たちも大喜び。震災時の話に真剣に耳を傾けてくれることで、住民の側にも改めて課題を整理し、復興に前向きになれるなどのメリットがあると、「マルゴト」の伊藤雅人さんは説明します。今後は外国人の受け入れなどにも力を入れていきます。

2日目、集合場所まで子供たちを送りに来たみなさんは、お別れの会「ほんでまず会」を終え、バスに乗って去っていく生徒たちを最後まで手を振って見送っていました。

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写真説明:次の目的地へとバスで陸前高田を後にする高校生たちを送るホストファミリーたち

ヘッダー写真説明:宿泊先で震災時のことを聞く高校生たち(マルゴト陸前高田提供)

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