【被災地からのコラム】震災翌日生まれの子、小学校へ 朝日新聞気仙沼支局・佐々木達也

東日本大震災翌日に生まれた宮城県気仙沼市東新城の尾形日歌さん(6)はこの春、市立九条小学校に入学しました。あれから6年。両親の透さん(37)と千夏さん(35)は「みなさんに支えられてここまでくることができた」と振り返ります。


あの日、千夏さんは自宅のアパートにいました。大きな揺れに襲われ、アパートを飛び出しました。津波が心配で、実家の両親を呼び寄せ、高台にある透さんの実家に身を寄せました。

夕闇が迫る頃、市内のある地区の上空が赤く染まっていたのを記憶しています。大規模な火災が起きていました。勤務先の福祉施設にいた透さんと会えたのはその夜。場所は避難所の気仙沼高校でした。透さんは海からさらに離れた職場へ、千夏さんを連れ帰りました。

出産予定日は3月21日。まだ間がありましたが、産院が津波に遭ったという話を耳にし、2人は高台にある市立病院に相談に行くことにしました。しかし、市立病院への道はがれきで埋まり、普通の車では行けません。翌日の早朝、災害派遣の自衛隊車両が通りかかり、助けを求めた透さんに隊長はすぐに応じてくれました。

たどりついた市立病院は停電で自家発電装置を使っていました。医師は「この先、どうなるかわからない。すぐに帝王切開したほうがいい」。千夏さんは何の準備もできていません。初めての子ども。不安でいっぱいでしたが、もうそれしかないと思いました。

そのまま手術室へ。朝8時22分。2844㌘の元気な女の子が生まれました。後にまとめられた病院の活動記録集にはこう記されていました。「震災後、初めての赤ちゃんの誕生は周囲を元気づけてくれた」

困難を伴ったのは、出産だけではありません。透さんは仕事の合間に、ミルクやおしめを求めて走り回りました。スーパーに6時間並んだこともありましたが、手に入れられませんでした。そんなとき、東京の友人がワゴン車に食料などを満載して現れました。もちろん、ミルクやおしめも。地元の友人たちも買い集めてくれました。

千夏さんはテレビで震災当時の様子が流れる度、日歌さんに「生まれる前の日にあったことだよ」と語りかけています。

「日歌はたくさんの人たちの支援で生まれてきた。どんな命も大事にする人に育ってほしい」。ご両親はそう願っています。


ヘッダー写真説明:両親や弟とともに新しいランドセルを手にする尾形日歌さん(右から2人目)=宮城県気仙沼市東新城

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