【被災地からのコラム】オブジェ売って、自前で訪ねた福島 福岡県立ありあけ新世高校の3年生 朝日新聞福島総局・石塚大樹

「福島のいま」を直接見て学びたい――。10月4日、福岡県立ありあけ新世高校(大牟田市)に通う3年生の女子生徒4人が福島県の南相馬市と浪江町を訪問しました。旅費の大半は、生徒自ら稼いで生み出しました。


きっかけは、「震災から5年の福島」がテーマの報道番組を見たことだったといいます。「福島について何も知らなかった」「福島のために何ができるか」と話し合ううちに、「まず現状を自分の目で見たい」という声が多く出ました。そこで、3年生約15人で「被災地支援プロジェクト」を結成することにしました。

「旅費は自分たちで稼ごう」。そう考えて、せっけんを使ったバラのオブジェなどを作って売ることにしました。学年主任の松本雅子教諭の知り合いの花屋から、材料の提供を受け、作り方を学びました。4月から7月にかけ、休日や放課後に生徒たちが集まり約800個を製作。イベントや商業施設で直接販売し、約24万円の利益を得ました。

今回の福島訪問は3日間の予定で、秋休みを利用して4人が参加しました。

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写真説明:ありあけ新世高校の4人と相馬高校新聞部の3人の集合写真=10月4日、福島県南相馬市

初日の4日は午後1時すぎ、JR原ノ町駅(南相馬市)で福島県立相馬高校新聞部の生徒3人と合流。県職員や住民の説明を聞きながら、津波で壊滅的な被害を受けた浪江町請戸(うけど)地区と、7月に避難指示が解除された南相馬市小高区を見て回りました。その後、相馬高校の生徒たちと議論を交わしました。

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写真説明:津波によって家が流された沿岸部で、震災前や震災当日の様子について県職員から説明をうける=10月4日、福島県浪江町

相馬高校の1年生が「原発事故当時、県内にいた。福島出身であることを県外の人に言いづらいと思っている」と泣きながら話す場面も。ありあけ新世高校の生徒からは「どこの出身でも関係ない」「困っていることがあれば助けたいし、普通に友達になりたい」との声が上がりました。

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写真説明:相馬高校新聞部の生徒たちと、復興や風評をテーマに話し合う様子=10月4日、福島県南相馬市

ありあけ新世の久間明日香さんは、今も人がほとんど歩いていない請戸地区を見て、「何も知らなかった自分が恥ずかしくなった」といいます。「福島が危険で怖いと思っている人が、福岡にはまだいる。福島全体が放射線量が高いわけじゃないといった、今日見て知ったことを伝えたい」と話していました。
「また福島に来たい」。生徒たちは口々にそう話していました。こうした人と人とのつながりが、福島の復興と風評の払拭につながるのだろうと思います。


ヘッダー写真説明:福島第一原発が見える高台で説明を聞くありあけ新世高校の生徒たち=10月4日、福島県双葉町

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