【東北女子のオススメグルメ情報】畑のあぐり@仙台

こんにちは、はじめまして。epi girlの優花子です。
私は今、可憐に赤く色づいた特別なミニトマトたちを、ジバンシィの青いお皿にのせ、スペイン・カタルーニャ州のオリーブオイルとイタリア・プーリア州の塩をかけて、昨日の余韻に浸っている。このトマトは「プチぷよトマト」。ピンク色を帯びたかわいい発色と、もちもち、ぽよぽよ、ぷよぷよとした触り心地、そして果実のごとくぱあっと甘く広がる風味が特徴でしょうか。昨日は、仙台駅西口にあるイタリアン「畑のあぐり」を訪れ、美食を楽しんだうえ、このトマトをお土産にいただいてきたのでした。
「畑のあぐり」はイタリアンというのか居酒屋というのか、創作料理に近いのかもしれませんが、御洒落で美味しいものを愛する人には、実におすすめのお店です。
雰囲気の良さは抜群。照明が落とされたフロアにはシャンデリアがともり、木の茶色い壁やテーブルが心を落ち着かせてくれる。個室もあります。いわゆる「シャレオツなレストラン」になるのかもしれない。本気で御洒落が好きな人にとっては、どこか嘲笑したようなこのニュアンスが落ち着かない。嘲笑するのは俯瞰的で客観的だけど、私たちは本気なのよ。
そして、美味しいお料理。盛りつけの美しさ、色鮮やかさもさることながら(フランス語では料理の盛り付けをprésentationという、と知ったときは深く感動した。盛りつけはプレゼンなのだ)、生産者直結の宮城の野菜、肉、魚、お米たちは、私たちの目だけではなく、舌を喜ばせること請け合いです。
昨日は同じepi girlの浩美ちゃんと一緒にお邪魔し、私たちが注文したのは、このバーニャカウダ。名物の一品です。畑のあぐりのバーニャカウダ、ずっと気になってたけど初めてという浩美ちゃんは「思ってたよりかわいいー!」と。かわいいですよね、このかかしちゃんとか(お化粧した女の子の顔でしたね、ぱっちりまつげやチークが)、バケツやスコップの小物とか。
メニューには、「宮城の宝物である生野菜や温野菜を約15種類 石巻産アンチョビソースや白味噌、オリーブオイルで」と書いてあります。「宝物」という一言に、このお店の全てが現れていると思う。写真がうまく撮れず申し訳ないのですが、立たせてある葉っぱの陰にもきゅうりやパプリカや生のかぼちゃのスティックが隠れているし、バケツからはオクラ、ししとう、ズッキーニ(?)、さつまいもが転がり出ていました。どの野菜もそれぞれ特有の甘味や苦味、特有の食感が存分に味わえ、まさに「野菜食べてるって感じ」がします。
食事中には、「行商人」と称して、お店の方が今日の美味しい野菜を持ってきてくれます。この日の野菜が「プチぷよトマト」で、私たちはテイクアウトで購入しました。女の方が、笊にいっぱいトマトをのせて抱えてきてくれた光景。非常にフォトジェニックでしたが、写真を撮らせてください、とは恥ずかしくて言えなかった己の臆病よ。
デザート部門の名物は、「開けてびっくり、”あぐり魅惑の玉手箱”」です。箱を開けるとドライアイスの煙が立ちのぼり、しだいに顔を出すのはフルーツ、アイス、ムース、カステラ、うぐいすもち、ようかん、そして「植木鉢プリン」。たくさんありますが、どれもミニチュアサイズなので、二人でぺろりといただきました。
特に印象深かったのは、オレンジとグレープフルーツに、ほおずきと思しきものが添えられていたこと。かわいいー! 浩美ちゃんは小さい頃に食べてたそうですが、私は食用なんて知らなかった…!
ごぼう茶や葡萄ジュースやジンジャーエールで、全く酔ってはいなかった私たちですが、最後には深い話をしていました。ショーを控えているのもあって、「ステージで魅せるということ」、「人前に立つということ」とか。実は、浩美ちゃんはミス・アース・ジャパンに出場した経験があるのですよ。
――飲食店の「御洒落」は本気で大切だけれど、その御洒落な箱の中でいかなる光景、いかなる物語が生まれるかということも、同じくらい大切だと思っています。昨日は、ここでのお話によって、浩美ちゃんとお近づきになれ、よりファンになれ、彼女のモデルとしての矜持にそれはもうぞくぞくしまくったのです。こうして、お店がかけがえのない物語の背景となったとき、真にこのお店は素晴らしいと思えます。
だから、昨日の「畑のあぐり」には心から感謝を言いたいです。
長くなりました、読んでくださってありがとうございます。それでは、次のepi girlに引き継ぎましょう。「畑のあぐり」、是非行ってみてくださいね。
今回ご紹介したお店の詳細データ
店名 畑のあぐり
住所 宮城県仙台市青葉区中央1-1-10-23 GSビル 5F
電話 022-224-8889
時間 [日~木] 17:00~24:00 [金・土・祝前日] 17:00~翌1:00
休日 無休