【被災校訪問レポート・宮城】学区外からの通学、つづく=石巻市立釜小学校
宮城県石巻市は県東部に位置し、東日本大震災では津波により大きな被害を受けました。
2015年5月30日、仙台と石巻を結ぶJR仙石線が、震災から4年2カ月ぶりに全線復旧したのをはじめ、市内では新たなまちづくりが急ピッチで進んでいます。一方で、今なお4797世帯・1万152人の方が仮設住宅に暮らし、506人の児童、259人の生徒がそこから学校に通っています(そのほかに親戚宅等から通っている児童・生徒が小中学校合計で58人。世帯数・人数は9月1日現在。児童・生徒数は5月1日現在)。
釜小学校では、震災でプール、空調設備、体育館、給湯設備に大きな損害を受けました。震災前664人いた児童は現在435人に減っています。児童の約4分の1は本来の学区外からスクールバス、車での送迎で通っています。スクールバスの発車時間は決まっているため、放課後の学校での活動時間も制限されます。帰っても仮設住宅の外では運動できる場所はあまりありません。
写真説明:きちんと整列して下校準備で=釜小
写真説明:仲良く下校です=釜小
写真説明:釜小学校の高学年少人数教室。子どもたちがベルマーク整理の活動をしています
ヘッダー写真説明:スクールバスで下校(釜小)