【被災地ニュース】故郷から離れ、20歳の決意 新成人、県内2万215人 /福島県

2017年1月8日、県内39市町村で成人式があった。福島県教委によると、県内の新成人は2万215人(昨年12月1日調べ)。中学2年で原発事故に遭い、町外への避難が続く浪江町や大熊町の新成人は、故郷で晴れの日を迎えられない無念さを抱きつつ、夢いっぱいの同級生たちとの語らいを楽しんだ。

■浪江

二本松市安達文化ホールで開かれた浪江町の成人式には、約200人の対象者の内、県内外から151人が参加した。

国際アート&デザイン大学校2年の勝山真有(まゆ)さん(20)は、4月から福島市のペットサロンでトリマーとして働く。震災後、友人と離れた寂しさから、仮設住宅で犬2匹を飼い始めたのがきっかけだった。

「お客さんの要望に応えられるよう経験を積みたい。働くのが楽しみ」

自治医科大2年の井上桜さん(20)の夢は、看護師として過疎地の住民に寄り添うこと。「接する患者の皆さんを笑顔にしたいんです」と意欲をみせた。

新成人を代表して、横田夏美さん(20)が誓いのことばを述べた。「私たちの歩んできたこの道にはたくさんの可能性が広がっています。いつか自分も、誰かの支えになる道しるべのような存在になりたい」。馬場有町長は「何歳になっても夢や志を持ち続けてください」とあいさつした。

馬場町長は朝日新聞の取材に対し、「今の浪江町は苦しいとき。若いみなさんに、復興のために力を貸して欲しい」と話した。(石塚大樹)

■大熊

大熊町は、いわき市の結婚式場で成人式を開催。新成人136人のうち116人が出席した。

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▲写真説明:大熊町の新成人を代表してあいさつする高野凌雅さん=いわき市

郡山市から駆けつけた専門学校生、小山貴博さん(19)は4月から車の販売店に勤める。「将来は自分の店を持ちたい。大熊にもいつか、店を出せたらいいな」と笑顔を見せた。

千葉県で大学に通う三瓶綾香さん(20)と、いわき市の広畑那々子さん(20)は大熊中の卒業式以来、5年ぶりの再会を喜び合った。1年に数回、手紙を送りあって互いを励ましてきたという。「友人といつまでも心を通わせ、遊ぶことができる人生を送るのが夢です」と三瓶さん。広畑さんもうなずいていた。

会津若松市から来た斎藤真知瑠(まちる)さん(19)は昨夏の参院選で初めて選挙に参加したという。「県外の被災者がいじめられない社会になってほしい」。そんな願いを政治がくみ取って欲しいと考えている。

渡辺利綱町長は「心に誓ったことが、すぐに消えることは多い。あきらめず、それぞれの花を咲かせて」とエールを送った。渡辺町長は「はたちの時の夢? 忘れたなあ」と照れ笑いを浮かべていた。(池田拓哉)


ヘッダー写真説明:式終了後、写真撮影をする浪江町の新成人たち=二本松市

(朝日新聞 2017年1月9日)無断転載を禁じます。

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