【コラム】縮小ニッポン 地域の未来を担う子どもたちを支えるのは、あの「ベルマーク」!?

将来の人口減少によるインフラサービス縮小に悩む自治体が、市をあげてベルマーク集めに取り組みはじめました。住民の毎日のお買い物が、地域コミュニティの中心を担う小中学校の教育設備充実に役立つベルマーク運動。教育現場にしっかりと根付いている、1960年から続くボランティア活動をもう一度活性化しようと、チャレンジしています。
ベルマークは、日本固有のすぐれた仕組み
「すべての子どもに等しく、豊かな環境のなかで教育を受けさせたい」1960年にはじまった、ベルマーク運動の理念です。
ベルマーク付き商品を購入、マークを切って集め、学校に持っていくと、その学校の教育設備購入資金となります。世界的にもめずらしい、地域住民による行政サービス補完運動として、1960年から全国の学校(主に小中学校)を支え続けています。
参考記事:ベルマーク運動の活動状況
参考記事:ベルマーク運動の仕組みと流れ
市をあげて、ベルマーク集めに取り組み始めた三つの自治体
少子高齢化が進むニッポンでは、従来の行政サービスを続けることがむずかしくなっていきます。未来を担う子どもたちの通う学校というインフラをいかにして支え続けるか。この課題に悩む自治体が、日本固有のすぐれた仕組みである「ベルマーク」集めに、市をあげて取り組むことで解決の糸口をつかもうとしています。
大阪府東大阪市:すでにオワコン?ベルマークを集めまくる「ベルの会」
兵庫県三木市:兵庫県三木市も市挙げてマーク収集 東大阪市に次いで2例目
愛知県豊橋市:ベルマーク日本一!プロジェクト開始
「ウェブベルマーク」で効率的に!
2013年、東日本大震災による被災校支援を目的としてはじまったウェブベルマーク。2015年12月からは、全国の小中学校にも誰でもカンタンに支援金を届けることができるようになりました。ネットショッピングで支援金を生み出すことのできるサイトは40超。旅行予約などサービスの利用でもベルマークポイントが集められます。
参考記事:お買い物でベルマークが貯まるサイト一覧(2016年9月現在)
マイページ登録して、学校を指定するだけ。あとは、お買い物の前にウェブベルマークサイトを経由し、ログインしてからお買い物すれば、自動でベルマークポイントが貯まります。生み出した支援金の半分は、東北被災校の支援となるので、一石二鳥です。
私たちひとりひとりが、地域の将来を考え、課題と向きあわなければならない時代がはじまっています。
子どもと一緒に参加する従来型ベルマークと並行して、効率的に集められる大人のウェブベルマークに、あなたも取り組んでみませんか。
参考動画:ウェブベルマーク・母の日記 編
まずは、ウェブベルマークサイトでマイページ登録を!
ヘッダー写真説明:ベルマーク運動説明会に集まったPTA(2016年6月1日大阪会場にて撮影)