【被災地ニュース】県内の新成人は1万2887人 震災で学んだ経験、糧に 「地元に仕事で恩返しを」/岩手県

成人の日を前に2017年1月8日、岩手県内各地で成人式が催された。岩手県教育委員会によると、今年度の新成人は男性6570人、女性6317人の計1万2887人。晴れ着やスーツに身を包んだ若者たちは、6年前の震災など苦難から学んだ経験を糧に、社会人として一歩を踏み出すことを誓った。


陸前高田市では、213人が新成人に。式の冒頭、参加者は震災犠牲者や行方不明者に全員で黙祷(もくとう)をささげた。

新成人を代表してあいさつした大和田博史さん(19)は、看護師を目指して宮城県気仙沼市の専門学校に通っている。自宅は大きな被害を受けなかったが、幼い頃から見守ってくれた近所の人が肉親を失った。お世話になった人の心の傷を癒やす仕事に就きたいと、看護師を目指すことに決めた。「震災で命のはかなさと尊さを実感した。悲しみに寄り添えるような看護師になって、ふるさとに尽くしたい」

名古屋市の大学に通う吉田若奈さん(20)は、津波で亡くなった中学の同級生の遺影を抱いて参加した。「今でも震災がなかったらと思う。今日は遺影を持ちながら、みんな一緒だよという気持ちになれました」と話した。

大槌町では、約130人の新成人が式典に参加した。5年前に埋めたタイムカプセルが開けられ、未来の自分に宛てた作文や手紙が渡された。

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▲写真説明:タイムカプセルに入れていた作文や手紙を受け取る新成人たち=大槌町

代表の東谷周さん(20)は、宮城県でインテリアの会社に勤める。経験を積んで町に戻り、内装会社を起業するのが夢だ。震災で親友の父親や知人を亡くした。「悲しさと無力さを味わったが、仲間と乗り越えてきた自信もある。復興を導き、社会を担っていく立場にならねばならない」と抱負を述べた。

式の実行委員の一人、柏崎翔大さん(20)は元大槌高校野球部の投手。町内の仮設住宅から釜石の会社に通う。「野球用品の支援を受けて人の心の温かさを知り、大人が助け合う姿を通して地元のよさを再認識した。震災をきっかけに成長できた面も多く、仕事で恩返しをしたい」と話した。

2818人が新成人になる盛岡市では、約2200人が会場の県民会館に集まり、旧友との再会を喜び合った。

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▲写真説明:新成人を代表してあいさつする佐々木瞳さん(右)=盛岡市

新成人代表の佐々木瞳さん(19)は「大人になるということは自分の言動に責任が伴うようになるということ。日本の未来を担う自覚をもって社会に関わっていきましょう」と呼びかけた。

消防士として働いている村上翔太さん(20)は「盛岡が生んだ先人の原敬(元首相)のような、地域に貢献できる人間になりたい」と語った。(渡辺洋介、星乃勇介、斎藤徹)

ヘッダー写真説明:震災で亡くなった友人の遺影を手に写真撮影に臨む新成人=陸前高田市
(朝日新聞 2017年1月9日)無断転載を禁じます。

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